窮鼠はチーズの夢を見るの映画を見た話
だいぶ前に制作が発表されて1年以上心待ちにしていた映画「窮鼠はチーズの夢を見る」
先日ようやく公開されて、早速見に行ってきたのですか、少し悲しい気持ちになってしまったのでその供養です。
ネタバレしかないのでまだ見ていない方はご注意ください
私はそもそも原作のことを知らなくて、映画製作が決まってから漫画を読んだのですが、シンプルにめちゃくちゃ面白くて、漫画が大好きになりました。
映画を見ようと思ったきっかけは、成田凌と大倉くんの好きな顔の男2人のBL映画が見たいと思ったからですが、漫画を読み終わったあとは、この漫画の実写映画がみたい!!!!というシンプルな気持ちでした。
映画を見終わった率直な感想は、「思ってたんと違う……」って感じです。
なんかこう、原作が大好きな私からしたらやっぱり原作に忠実に作って欲しいという気持ちがどうしても強くなってしまうので、違和感を感じてしまったのですが、原作を読んでない友人は面白かったと言っていたので、そこら辺は個人の感覚かなとも思います。
ただ、私の大好きなシーンがカットされたり、私の大好きなセリフが使われてはいたけど、いや、そういう事じゃない!!!!!的なことが多くて悲しくなりました。
私は漫画のラストの「恋愛でじたばたもがくより大事なことが他にあるだろ。お互いもうそういう歳だろ」っていうセリフが大好きです。
同性とか異性とかそういったことを抜きにして、大人が恋愛するにはしがらみが多すぎる的な解釈をしていて、私は大好きでした。
このセリフを付き合うという選択を選んだ後にこのセリフを言ったからこそ、「男同士だからとか関係ない」という気持ちがより一層強くなる気がしていたのですが、映画では全く違うタイミングで言われてしまって…………。
そもそも、全く誰も幸せにならない終わりだったのが寂しかったんです。
私は基本ハピエン厨なので、途中はどんなに不幸でも大変でもいいけど、ラストはどうあっても幸せになって欲しいんです。
漫画では、紆余曲折ありながらも結局お互いを選ぶという終わりで、ラストシーンがとにかく大好きだったのに、大伴先輩はたまきとも別れるし、今ケ瀬も姿を消してしまって、結局一人で部屋に居る。みたいな終わりが本当に本当につらくて。
大伴先輩はそれで幸せなのかもしれないけど、私がつらくてしにました。
たまきの好きなシーンもほぼなくて辛かったです。
たまきと大伴先輩が別れるシーンの
「人の物を取ると必ず報いを受けるんだ。いつかこんなことになるんじゃないかと思っていた」
「恭一さんはずっと前の相手のものでした。私にはわかっていました」
っていうセリフが大好きで。
ここがないことにされてて悲しかった。
辛いこといっぱいて死にかけましたが、普通に英語としては面白かったし、何より役者さんが凄かった………!!!!!
成田凌が可愛すぎてびっくりしました。
大倉くんも顔がいい分、大友先輩のクズっぷりがより強調された気がします。
女優の方々もめちゃくちゃ演技上手でめちゃくちゃ良かったです。
大倉くんと成田凌のベッドシーンはえろ過ぎてビックリしました。
R-15とR-18の境界線ってどこなんだろうと考えながら映画見てました。
海辺のエトランゼも見ましたがめちゃくちゃ良かったです!!!こっちはハピエンだったので満足!!見返したい!!!!
窮鼠を見返すには、話暗くてそれ相応の覚悟が必要そうです。